ホットコット2016

2016年ホットコットは、コットン95%にリニューアル!

2016年秋冬シーズン、ホットコットがリニューアル。さらに天然素材にこだわって、綿95%になりました。これって、肌触りを重視する冷え性さんにとっても、うれしいリニューアルとなるみたいですよ。

大阪で開催された勉強会で実物を見ることができたので、どんな風に変化したのか詳しくご紹介します。

あたたかいヒートインナーは、実はお肌のかゆみの原因になっているのかも!?

女性のイメージ

アトピーのように直接お肌にトラブルを抱えていなくても、妊娠したり更年期になったりすると肌質が変化することがあるので、肌トラブルを抱えている女性が増えているようです。

千趣会が株式会社マクロミルでアンケートをとったところ、女性のヒートインナーを着ている人で「かゆみ」を経験している人は、3人に1人もいるということがわかったのだとか。

吸湿発熱機能を持ったヒートインナーも、合成繊維だとお肌の水分を奪ってしまうので、保湿を重視する人は、素材も吟味する必要があります。

例えば、綿混素材を選ぶのも一つの手段です。

コットンの特徴1 肌触りがいい

きもちいいイメージコットンは繊維の表面がとても細かいらせん状の構造をしているので、独特の「やわらかさ」があります。

繊維の先が丸いので、チクチクすることもありません。

こうした特長から、赤ちゃん用の肌着や衣服、敏感肌やアレルギー体質などのデリケートな肌の下着に使われることが多いようです。

少しでも不快な肌触りがあると、お肌は敏感になってしまいます。「かゆみを抑えたい」場合は、インナーの肌触りのよさは意外に重要ポイントになります

コットンの特徴2 水分を吸ったり発散したりする

水分のイメージ肌が汗ばんで、コットンの内と外に温度の差ができると、コットンは内側の湿気を吸い取って外へ発散してくれます。

吸放湿性がイマイチのあったかインナーで汗をかくと、そのまま服の中で結露して汗冷えにつながってしまうことがあるのに比べ、コットンに汗冷えの心配がないのはこのためです。

放湿するとき、夏は気化熱として服内の熱を奪っていくので、コットンの下着を着たほうが涼しくなるんですよ。

一方で、コットンの繊維は中心が空洞で、この中に空気を含んでくれるので、軽くて保温性に優れている面もあります。

こうした空気の層のおかげで、冬はあたたかく過ごすことができるのです。

天然繊維のコットンには、軽さと保温性があるので、あたたかく過ごしたい人は要注目です

コットンの特徴3 静電気が起きにくい

静電気のイメージ乾燥しやすい冬の季節は、パチパチと静電気が発生することが増えてきます。

人間の皮膚は緩やかなプラスの電気を帯びているので、摩擦帯電序列が離れていると、パチパチと静電気を帯びやすくなってしまいます。

この点、コットンは人の皮膚と摩擦帯電序列が近いので、ほとんど帯電することがなく、静電気が起きにくいというメリットがあります。

パチパチと不快な静電気ですが、これもお肌の刺激になって、かゆみの原因になることがあります。かゆみを抑えたい人は、この点も要注意です。

ホットコットのリニューアルポイント:コットンが95%になって、さらにお肌に優しくなってます

コットン

優れた保温性を持つコットンですが、発熱機能は残念ながらありません。でも、加工した「吸湿発熱綿」を使うと、人の体から発散している水蒸気を吸収して発熱してくれるので、あたたかく過ごせるんですよ。

ただし、がさっとした風合いで、肌触りがあまりよくないので(汗)工夫が必要です。

リニューアルしたホットコットには、吸湿発熱綿にもランクの高い原綿が使われているので、吸湿発熱の機能性を持ちながらもコットンならではの風合いを保っています、さらに肌触りのいい高品質のスーピマ綿を配合、さらに細番手のオーガニック綿糸を合わせることで、やわらかさのあるオリジナルの「ホットコット糸」が使われているのが特長です。

あたたかいうえに、やわらかく、水分を吸って発散してくれて、静電気も起こりにくい、お肌に負担をかけないヒートインナーになっています。

計測上でも従来品に比べると0.8℃もあたたかく、1000人を対象にした着用モニターの98.1%が「従来品よりあたたかい」と回答しているそうですよ。

綿の特性を落とさない程度にポリウレタンが少しだけ入っているので(5%)、フィット感があり、動きやすいのも特長です。

2016年秋冬シーズンに登場したホットコットにはどんなものがあるのか注目商品も見てきたので、別記事で詳しくご紹介します。