みかん

ビタミンPに関してちょっと気になったのでメモ。

ビタミンPというのはポリフェノールの仲間です。ヘスペリジン、ルチン、ケルセチン等の総称で、別名バイオフラボノイドとも呼ばれるんだとか。

中でもヘスペリジンはミカンの皮やスジに多く含まれていて、身近な存在。スジには実の300倍、袋には実の50倍のヘスペリジンが含まれているとも言われています。

ミカンのほかには、アンズ、サクランボなどにも含まれているそうですよ。

ビタミンPにはビタミンCの吸収や働きを助ける働きがあり、理想的な摂取バランスはビタミンCの20%以上とされています。

だから最近は「ミカンは白いところも一緒に食べたほうがいい」なんてことをよく言われるんですね。

というわけで、最近ちょっと気になっているのがビタミンPの別名でもある「ヘスペリジン」なのです。

江崎グリコ株式会社と滋賀県立大学が共同で発表した研究結果によると、ヘスペリジンの経口摂取で女性の冷房冷えを抑制する効果が見られたそうですよ。

江崎グリコ株式会社が滋賀県立大学と共同で「酵素処理ヘスペリジンの経口摂取が女性の冷房冷えを抑制する効果」について第61回日本栄養・食糧学会大会にて発表
(2007年5月21日リリース)

24℃の室内で長時間安静にすると体表温の低下が見られたが、酵素処理ヘスペリジンの経口摂取により、実験1では手指先の、実験2では足指先の体表温低下が有意に抑制された。体表温低下の抑制はいずれも、カプセル摂取後43~45分から見られた。試験後の自覚アンケートにより、酵素処理ヘスペリジン摂取時には、対象者が冷えを感じにくかったことが確認された。

「酵素処理ヘスペリジンの経口摂取が女性の冷房冷えを抑制する効果」から

そういえばずっと昔、テープ起こしのメーリングリストで「手に塗るタイプのカイロがある」というのが話題になりましたっけ。

塗るだけなら手軽そうだけど、気になるのは唐辛子成分。これが入っていると、刺激があるらしいんですね。「個人差がある」というだけあって、人によってはあまり温かさを感じない場合もあるようです。なかには「温かいのは数時間くらい」という話もあったような…。

そんなわけで、私はあまり積極的には使わなかったんですけど、カプセルだったら飲むだけだから、ちょっと手軽に利用できるかもしれません。

【参考】– ビタミンCの働き –
シミ・そばかすを防ぐ
抗酸化作用をもっている
ミネラルの吸収を助ける
コラーゲンの生成と維持
【参考】– ビタミンPの働き –
ビタミンCの吸収や働きを助ける
毛細血管の適度な透過性を保つ

※この記事は「鵜の目蟻の目」(08/08/02)にアップしたものを加筆修正しました。

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