「冷え」におすすめの入浴は、湯船につかってじっくりと温めること。
ですが、湯船につかるのが暑くてつらかったり、体調によってはかえって疲れてしまうということもありますよね。そんなときには部分浴でピンポイントのケアをするのもお勧めです。
足湯の入り方
くるぶしがつかるくらいが目安となります。大きめの洗面器やバケツなどでも行える温浴法です。
一般の医療現場でも、入浴できない患者さんの清潔を保つために、また眠れない患者さんのリラックス効果を狙ってマッサージとともに行われることがあります。
また、冷え性さんには、血管を拡張させる作用があるという炭酸ガスを利用した炭酸泉浴で温めるのもお勧めです。
温浴時間:5~10分程度
入浴方法:洗面器やバケツにお湯をはり、両足をくるぶしぐらいまでつける。途中でお湯を足してもOK。足をお湯にいきなり入れないで、まず指先にお湯をかけてからゆっくり入るようにするのがお勧め。
【炭酸泉浴】
ぬるめのお湯10L(37度くらい)に重曹30gを入れ、よく溶かす。続けてクエン酸を30g入れ、軽くかき混ぜればできあがり。足を入れて、10分ほどゆっくりと温めます。
脚湯の入り方
足の先から太腿が半分隠れるぐらいまでつかるのが目安となります。服を着たままでも下半身を温めることができる温浴法です。
温浴時間:5~15分程度
入浴方法:この入浴はバスタブで、膝小僧が隠れるくらいのお湯をはって行います。
バスタブのふちに座って、太腿の半分が隠れるぐらいまでつかるか、立膝でバスタブに入って、脚が隠れる程度までつかるようにします。
腰湯の入り方
腰から下がお湯につかるくらいが目安となります。脚湯と違い、しっかりと腰を下ろして行います。
全身を温めることができる温浴法ですが、季節によっては入浴中に首や上半身を冷やしてしまうことがあるので、シャツやバスタオルなどで保温する必要がある場合もあります。
温浴時間:5~15分程度
入浴方法:これも脚湯と同じくバスタブで行う温浴法です。おへそが隠れるぐらいが目安。
バスタブの中であぐらをかいてお湯につかります。脚が痛いといった場合、バスタブに椅子を沈め、その椅子に腰かけて行ってもOK。