ヒトは恒常性(ホメオスタシス)といって、体の内外の環境がどのように変化しても体温を一定に保つ働きがあります。しかし、一日をとおして観察すると、体温は緩やかに変化していくのがわかります。
簡単な図にすると、こんな感じ。
平均値の前後約1度程度の間を、図のように変化していくのです。
生活リズムから見る体温の変化で冷え対策
時間で見ると、だいたい朝3~6時ごろにもっとも下がり、昼3~6時ごろにもっとも高くなっています。
こうした生活リズムを見ていると、体温が上昇し始める朝の時間は冷えやすい体にとってとても大切なことがわかります。
夜、寝ている間に低下していた代謝が、昼に向けて高まっていくのが朝食タイム。朝食をきちんととることで代謝の働きを助け、体温の上昇をスムーズにすることができます。
メニューは体を冷やさない食物をメインにするのがいいみたいです。
前の晩、食事の時間が遅くてどうしても食欲がない場合でも、ジンジャーティーやニンジンジュース、リンゴジュースといった胃に負担をかけない軽いもので体を温めるのがおすすめとなります。
一方で、睡眠中は代謝が低下していく時間帯。体温を戻す力が弱まっています。こうしたことから、寝る前の冷たい飲食物の接取などは避けたほうがよいということになります。