中之島公園

中之島公園の東端

マンスリークラブ(千趣会)の冷えとりブランド「冷えとり日和365」(さんろくご)が主催するイベント「からだ想い料理教室」に参加してきました。会場は国際薬膳学院。中之島公園が切れた辺りにある、大川に面した建物です。

以前、川嶋朗先生先生のお話で「夏の冷えとり講座」がありましたが、今回は「食」をテーマにしたイベントですよ♪

今回、教えて頂いたのは薬膳の知識を取り入れた、「温活弁当」で、講師は国際薬膳学院学院長の赤堀真澄先生です。新聞でコラムを担当されたりしたことがあるそうですよ。

東京では何回か「食」をテーマにイベントが開催されているのですが、大阪では今回が初めてとあって、競争率もかなり高かったみたいです(汗)

でも、それだけ反響があったということは、今後も開催されるかもしれませんよね!

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我が家はsumi父も冷え性で、「しっかり勉強してくるように」と厳命を受けたので、しっかりまとめてみました。

「気」・「血」・「水」の流れが滞って「冷え」になる

気、血、水

中医学では、美と健康の三宝と呼ばれる「気」、「血」、「水」があります

「夏の冷えとり講座」にも「めぐり」として紹介されていたのと似たところがありますが、中医学では美と健康の三宝と呼ばれる「気」、「血」、「水」があります。

「気」というのは、やる気や元気といった人を動かすエネルギーのこと、「血」は全身を巡る血液のこと、「水」はリンパ液など血液以外です。

こうした要素が体の中をスムーズに流れていると、美しさや健康を保つことができるのですが、滞ってくるといろいろな不具合が発生します。その一つが「冷え」なんですね。

【気】 … ストレス冷えさん
イライラ、呼吸が浅い、喉や胸のつかえ感、目の充血、張った痛み… などなど

【血】 … 血行不良冷えさん
生理痛、しみ、クマ、手先足先の冷え、刺すような痛み… などなど

【水】 … 水冷えさん
だるい、腸がぐるぐる鳴る、お腹がチャプチャプいう、食べなくても体重が増える… などなど

「腸がぐるぐる鳴る」とか、「生理痛」とか、「喉や胸のつかえ感」とか、管理人も思い当たるところがけっこうあるんですけど(汗)

知らず知らずからだを冷やしてしまうと、いろいろな不具合となってからだに出てくるのですが、こうした不具合が積み重なって「体質」を作っていくそうですよ。

「冷え」の不具合を解消するためのポイントもいくつか教えてもらったのですが、どの対策もちょっとしたことで、生活の中に取り入れやすいものが多いみたいです。

やはり、「長く続ける」ことが大切だからなんでしょうね。

【冷え対策のポイントいろいろ】

・毎日の白いごはんを変える
・黒豆を混ぜ込んだり、栗ごはんやカボチャごはんもおすすめ

・冷たいものを食べない、飲まない
・氷を入れて冷やし過ぎない、夏でも常温にする

・お風呂タイムを活用して温める
・温めのお湯でゆっくり長めにつかって温まる
・冷えやすいのは足元からなので、パンツを履く前に靴下を履くくらいでOK(笑)
・入浴剤を使ってリラックスするのもおすすめ、「冷えとり日和365」の入浴剤は中医学からみても優秀な内容らしいですよ!

・外からも温める
・下半身を冷やさないようにする
・生理中は冷えやすいので、下着や靴下をいつもより一枚プラスしてケアする
・カイロを使うのもおすすめ

・夜更かしはNG
・お風呂に入った時間で体が冷えてしまうのだとか(10分入ったら、10分で冷えてくるという感じ?)30分以内にベッドに入るのがおすすめ
・同じ睡眠時間でも、12時過ぎての8時間は× 12時前には寝るようにするのがおすすめ

冷え対策を長続きさせるコツは、少しずつ取り入れてみて、からだの変化を感じながら取り組んでいくのがいいそうです。

例えば、「飲み物に氷を入れない」といったことを実践するだけでも、けっこうしっかりとした冷え対策になるみたいですよ。

「教えてもらったこと、全部やらなきゃ!」と頑張るのではなく、こうした対策は、無理なく1つずつ生活に取り入れていくのがいいみたいです。

「食」から冷えにアプローチ! 薬膳を取り入れた「からだ想い」の温活生活の考え方

時間のイメージ「冷え」をもとにした様々な不調は、長い時間をかけてできあがってしまった体質なので、ケアも無理せず時間をかけて継続することが大切です。

中医学の「気」・「血」・「水」でも触れられていましたが、対策そのものを暮らしの中に取り入れて、「生活習慣」にしてしまうのがおすすめ。

薬膳というと、高麗ニンジンとか、高麗ニンジンとか、高麗ニンジンのイメージですが←おい

その人の体質に合った食材を選び、それらを定期的にとることによって健康を保っていく食事のことを指すので、その考えに沿っていれば、和・洋・中どんなメニューでも薬膳になるそうです。

つまり、日ごろよく食べる食材でも、薬膳になるんですよ。

それって、なんだか手軽そう! 管理人にもできそうです。

でも、体質は人によってそれぞれで、家族であっても暑がりだったり寒がりだったりとまるで違うことがあるので、その人の体質をまずは理解する必要があります。

まずは自分の体質を知ろう!ってことで、体質の分類を教わりました

中医学では、体の仕組みを「五臓」(肺・心・脾・肺・腎)で考えます。五臓がバランスよく働いて健康が保たれているというわけですね。

五臓はそれぞれ、働きや性質から5つのグループに分けることができます。こんな感じ。

【肝】 木タイプ
【心】 火タイプ
【脾】 土タイプ
【肺】 金タイプ
【腎】 水タイプ

教室では体質ごとに症状を並べた項目にチェックをつけていくチェックシートが用意されていて、思い当たる症状に印をつけていくと、その数の多さで自分がどんな体質かすぐにわかるようになっていました。

ちなみに、管理人はこんな感じでした。

木タイプ/肝・胆 4つ
火タイプ/心・小腸 3つ
土タイプ/脾・胃 3つ
金タイプ/肺・大腸 3つ
水タイプ/腎・膀胱 1つ

ずいぶんバラけていますが(汗)

こうした体質のタイプも1つに集中するものではなく、いろいろなタイプにチェックがつくのが普通なんだそうですよ。

帰ってから、sumi父に試してみたところこんな感じでした。木タイプには婦人科に関する症状があったけど、そこは省いてざっくりと見ています(汗)

木タイプ/肝・胆 2つ
火タイプ/心・小腸 1つ
土タイプ/脾・胃 2つ
金タイプ/肺・大腸 2つ
水タイプ/腎・膀胱 5つ

同じように「冷え」を感じていても、要素はずいぶん違うんですね!

それぞれの体質をケアする食材の考え方

体質

中医学で分類した体質

上記五臓は、古代中国の自然哲学「五行説」で、森羅万象を表すとされる「木」「火」「土」「金」「水」に対応しています。

五行説では五行それぞれがその働きを助けたり、抑制したり、一定の関係性を保ちながら存在していると説明されているのですが、五臓も同じようにお互いに関係性があって、その働きを助けたり、抑制したりしながらバランスを保っていると考えられています。

和食の基本には中国の陰陽五行説を基にした「五味五色」がありますが、これが五臓にそれぞれ対応していて、それぞれの臓器をいたわる食材になります。

・五味 … 「酸」、「苦」、「甘」、「辛」、「鹹」(かん)
・五色 … 「青」、「赤」、「黄」、「白」、「黒」

色は大体、こんな感じの目安になります。

・「青」 … 緑の食材 ほうれん草、レタス、ピーマンなど
・「赤」 … 赤い食材 牛肉、トマト、イチゴなど
・「黄」 … 黄色い食材 トウモロコシ、卵、レモンなど
・「白」 … 白い食材 豆腐、白米など
・「黒」 … 海苔、椎茸など

【五臓に対応した五味五色】

酸・青 … 肝をいたわる
苦・赤 … 心をいたわる
甘・黄 … 脾をいたわる
辛・白 … 肺をいたわる
鹹・黒 … 腎をいたわる

管理人は「木」のタイプに対応する「酸」・「青」食材を中心に、「火」のタイプに対応する「苦」・「赤」食材、「土」のタイプに対応する「甘」・「黄」食材、「金」のタイプに対応する「辛」・「白」食材を取り入れていけばいいわけですね。

反対に、sumi父は「水」タイプに対応する「鹹」・「黒」食材を中心にバランスよく取り入れていくようにしていけばいいわけです。

「鹹」って難しい字ですが、「塩辛いもの」を意味するそうで、海のもので磯の風味をしたものなんだそうですよ。「海のもの」と聞いて「酒が飲める♪」とsumi父は喜んでましたが、それはちょっと違うと思う(汗)

ともあれ、こうした「五味五色」の考え方を押さえておけば、普段の食材で手軽に薬膳にチャレンジできるみたいですよ。

この他、毎日のお弁当が楽ちんになる時短テクニック付きお料理のいろいろも教わってきたので、別記事にまとめていきますね!

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