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自分の体質にはどんな弱点があるのか、中医学の「五行」と「五臓」の考え方と、それを補う五味五色の食材の基礎的なことを押さえたら、次は応用編です。
実際に使えるお弁当メニューを教えてもらいました。
このメニュー内容で、五味五色を一通り網羅しているので、このメニューを全部使えば五臓もバッチリ元気になる温活弁当になるんですよ♪
この記事では、どんなお料理だったのか、青・赤・黄のメニューを写真たっぷりでご紹介します。
黒豆しょうが茶を使ったごはん
黒豆の入った、おいしそうな炊きこみご飯ですよね。これ、冷えとり日和365の「ぽかぽか蒸ししょうが黒豆茶」を使ってるんですよ。
って、お茶をごはんに入れちゃったんですか!?(汗)
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びっくりですが、お茶なので、黒豆しょうが茶はティーバックに入っているため、塩少々を加えるだけでいつもの水加減で普通に炊けばOKなんですよ。
白いご飯だと「白」の食材で「肺」をいたわる食べ物というだけですが、黒豆は「黒」の食材なので、「腎」をいたわる要素を加えることができます。
黒豆しょうが茶には蒸しショウガも入っているので、ぽかぽかあたたまるご飯になるんですね。トッピングの黒豆は別に炊くのかな?
後で調べてみると、ティーバッグに入っている黒豆はお茶として出やすいように砕かれてるんですよね。
(ここよく聞いてなかった・汗)
そして、ご飯の上にのっているのは、赤カブ漬けです。こんなふうにちょっとのっていると、単純な色合いの黒豆のごはんも華やかですよね。
もちろん、赤カブは「赤」の食材なので、心をいたわる食べ物です。
ちなみに、玄米は「黄」の食べ物で脾をいたわる食べ物になるそうです。同じお米なのにそんなに変わっちゃうんですね。
ただ、消化良く食べる工夫が必要な食材になるので、消化吸収に合わせて「分づき米」を選ぶといいらしいですよ。
セロリとみょうがの香り薬膳漬け
五味:酸味
★肝をいたわる食べ物
今回、お弁当メニューなので、時短の技として「ジップロック」が大活躍。
寝る前に食材を切って、合わせ酢を加えて、モミモミしておけば、翌朝には程よく味がしみておいしくなっているというわけです。
これは簡単♪
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sumi家では、セロリが好きなんですけど、塩をつけてスティックサラダにするくらい。葉っぱ部分は野菜炒めに入れるくらいしかレパートリーがなかったので(汗)
この技、早速取り入れたいと思います。
管理人は青・酸が必要とされる体質のせいか、すごくおいしかったんですよ。
セロリは本来「陰」の食材で、からだを冷やすと言われていますが、からだをあたためると言われるミョウガをプラスしているところがミソ。
酸味のほか、セロリの「香り」も肝をいたわる食材としておすすめなのです。
赤パプリカとじゃこのお浸し 実山椒風味
五味:苦味
★心をいたわる食べ物
レシピ名だけ見ると、「実山椒を使うなんて、なんだか手間だなぁ」と思ってしまいますが(汗)ちりめん山椒を使うのでとっても簡単。
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しかも調味液は作り置き便利だし汁や作り置きタレを使うので、材料と調味液を合わせて煮汁が少なくなるまで煮ればOK。あっという間にできちゃいます。
鮭の塩麹とコチュジャンの漬け焼き
五味:甘味
★脾をいたわる食べ物
あれ、鮭って黄色なんだ。食べ物の五色って、難しいですね(汗)
この点は、赤堀先生のブログや著書を参考にするのがよさそうです。
あと、ちょっと注意する必要がある点は、黄色い食材がいたわるのは「脾」ということですが、これは「脾臓」のことではないそうです。
確かに人の身体には「脾臓」がありますが、中医学では「脾」は身体の働きそのものを意味していて、消化吸収や排泄なども入る幅広いものなんだそうですよ。
ともあれ、この「黄」のレシピも簡単で、鮭の切り身、塩麹、コチュジャンを合わせてジップロックに入れて、モミモミして一晩置けばOK。
翌朝、魚焼きグリルやフライパンで焼けばできあがりです。
「黄」の食材は「甘味」と組み合わせるだけあって、優しい味付けでおいしかったです♪
この他、黄色の料理にはオマケレシピがあって、「枝豆入りだし巻き卵」と「ゆずの皮やカボチャの型抜き」も教えてもらいました。
卵に作り置き便利だし汁を加えれば、出汁巻き卵も簡単。枝豆も冷凍のものを利用すれば、卵を巻いていくときにパラパラっと散らすだけでこんなに華やかなだし巻き卵にすることができます。
イチョウやモミジが華やかで季節感がありますよね。
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これも型抜きで形を抜いて、電子レンジでチンすればOKという手軽さです。
ちょっとした工夫で、お弁当が華やかに引き立ちますよ。簡単なのにすごい技ですよね。
この他、青シソを青味に使うのもお弁当の傷み防止に役立つそうです。この場合は、葉っぱに水気が残らないようによく拭くのがコツ。
色味に活躍するブロッコリーも、火を通したものに「白だし」をかけておくだけで、おいしい付け合わせになるそうです。
この場合も、きちんと水気を拭いておくのがコツです。これも簡単。
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ちなみに、カバンにすっきり入れやすい細長いお弁当は、ご飯に近いところに味がしみてもいいものを入れるのがコツなんだそうです。
上の写真の場合、肉料理ですね。
また、メニューの中に、ヒジキや黒豆、プルーンといった黒いものを入れると引き締まって見えるそうですよ。お弁当メニューに「黒」ってあまり考えたことないかも。のり弁くらいか。
ちょっとおもしろかったのは、丸いお弁当箱は、詰めるときにバランスよく詰めることができるんだそうです。どちらかというと使いにくそうなイメージだったんだけど、意外ですよね。
これだけでもかなり盛りだくさんなのですが、まだあと「白」と「黒」の食材がありますよー。
というわけで、少し長くなったので、「白」「黒」を使ったメニューは別記事でまとめてみます!
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