5月末にチェックしていたマンスリークラブ(千趣会)の「冷えとり日和365」(さんろくご)が開催する「夏の冷えとり講座」に行ってきました♪
始まる前にベルメゾンのスタッフさんから空調が寒くないか確認してくれたりして、さすが冷えとりイベントです。なかなか、ありそうでないですよね。こういうの。
会場内も空調をほとんど感じさせない気温でしたよ。でも、暑くはなかったので、適度に空調はきいてたんじゃないかな?
写真は、今回の講座で夏の冷えを中心に、冷えとり情報を教えてくださった東京有明医療大学教授の川嶋朗先生。「ほぼ日刊イトイ新聞」で紹介されていたこともあるので、ご存じの方も多いのでは?
講座後、お願いして写真を撮らせていただきました。ありがとうございます!
講座は、健康の三大要素でもある「栄養」、「運動」、「休養」の3ポイントを抑えつつ、体の生理の基本から解説する内容だったので、とてもわかりやすいものでした。
この記事では、どんな感じのお話だったか簡単にまとめてみようと思います。
夏の冷えとり講座で学んだこと 夏だからこそ気を付けるべき点
体の熱は、その7割が基礎代謝でつくられます。つまり、基礎代謝が低いと「熱」をつくることができないというわけ。
もともと夏は暑いので、熱をつくる必要がないことから、代謝の活動は鈍いのが普通なところへ、クーラーで冷やしたり、冷たい物を摂ったりする機会が多く、過剰に体を冷やしてしまうために「夏の冷え」につながってしまうようです。
問題は、「冷え」もしくは「冷えに関する不調」に気づいているのに、対策をとる人が少ないこと。
もちろん、体の不調の原因がすべて「冷え」にあるというわけではないけれど、冷えが原因となってることもあるわけで、快適な生活のために冷え対策を取り入れてみるのも一つの方法というわけです。
講座では何百万円も高額な治療費をかけて体の不調を治療してきたのに、湯たんぽで温めるだけで改善することができた方の事例が紹介されていたのですが…。
まさか「冷え」が原因だなんて思ってもみなかったからだと思いますが、なんともお気の毒な話です。でも、改善してよかったですね(汗)
冷え対策には食事、運動、衣類などによる温め、入浴、睡眠などがありますが、どれも安価なものが多いので、長く不調を感じているなら、とりあえず冷えとり対策を試してみるのもいいかもしれません。
温め方は千差万別 温活は自分に合ったものがおすすめ
人間は、体温を一定に保つ恒常性(ホメオスタシス)があります。このおかげで、体内で働く酵素は適温(36.5℃~37℃)で活発に活動することができます。
この適温から外れると、酵素の反応が鈍くなってうまく働かなくなってしまいます。また、体温が低いと血行が悪くなるので、体に必要な酸素(O2)や栄養素が全身に行き渡らなくなってしまうという問題も発生します。
こうなると代謝が低下して熱をうまくつくることができません。
まさに「冷え」が引き起こすマイナスのスパイラルですね。
大切なことは「冷やさないこと」なのですが、とはいえ、むやみに靴下を重ねたり服を着込んだりするのは×
「冷え」の要因は様々。人によって千差万別の冷えた状態があるので、その人に合った冷え対策「温活」(血めぐりケア)が必要になります。
当サイトでも、「気になる「冷え」の症状は?」で「冷え」と「冷えに関連する身体の症状」をまとめていましたが、その影響は全身に現れる可能性があります。でも、講座によると、冷えは大きく4タイプに分けることができるようです。
自分はどの傾向が強いのか、チェックしておくと対策が立てやすくなりますよ。
冷えタイプを知るための「冷え診断」は、「冷えとり日和365」に掲載されているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
講座では4タイプについて、簡単なポイントを教わってきたので以下にまとめてみます。
手足冷えさんタイプ(血管収縮タイプ)
人の身体は、寒さを感じると体温を逃がさないために抹消の血管が収縮します。
これは自然な反応ですが、血管の収縮が過剰だと、そのために冷えを強く感じてしまうことがあるようです。
温活としては、靴下や手袋で冷えを感じる部分を温めることが大切になります。
内蔵冷えさんタイプ(自律神経失調タイプ)
診断テストをしてみたところ、便秘や下痢になりやすい管理人はこの内蔵冷えさんタイプになるみたいです(汗)
冬に手足が冷えるのは、内臓に血液を集めて体温を上げる体の自然な反応ですが、自律神経が乱れていることで同じような状態になることがあるようです。
温活としては規則正しい生活を心がけること、そしてお腹が冷えているときは、腹巻きなどで温めることが大切になります。
下半身冷えさんタイプ(血めぐり不良タイプ)
腰から下が冷える、下半身がむくむといった症状に多いタイプがこちら。心臓から遠い下半身の血めぐりが悪いことが原因になっています。
温活としては、過剰な水分を控えること(とはいえ、今の時期、熱中症には水分を控えすぎると悪いみたいですが)。そして、適度な運動を取り入れて、下半身の筋肉を鍛えるのがベストとなります。
低体温冷えさんタイプ(代謝ダウンタイプ)
冷えの影響が深刻に出ている状態がこのタイプ。体の代謝機能がダウンして、熱を作りだすことができない状態になっている場合があるようです。
平熱が36度未満という人は要注意。
温活としては、冷たいものを控えて、入浴など血めぐりを改善する対策が大切になります。
以上、こんな感じで分けられるようですが、これはあくまでも目安。
このタイプならこれをやっておけばOKというものではなく、それぞれの体に合わせて快適な対策を取り入れていくのがいいみたいです。
例えば、管理人みたいな「内蔵冷えさんタイプ」で手足に冷えを感じるとき、「人がいいと言うから」と、無理に5本指靴下を重ねばきする必要はないというわけ。窮屈で苦しいのなら、もっと快適な温め方法を採用していけばいいのです。
これは気軽でいいですよね。
「冷えとり日和365」では、2名の専門家がリレーでコラムを担当するそうなので、冷え性の知識はこちらでチェックしていくといいですよ。
今回講座が開催された川嶋朗先生と、日本で初めて「冷え外来」を開設した渡邉賀子先生のお二方が担当されています。
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